異空間に転生される美術館-下瀬美術館

下瀬美術館へ行ってきました。

かねてから行ってみたかった下瀬美術館が~冬の特別企画~ナイトミュージアム&イルミネーションを開催中ということで楽しんできました。毎日ではなく週末のみの開催ですがいつもの9:30-17:00の開館時間が19:00まで延長されていました。今回は下瀬美術館の水とガラスを使った鏡の空間に絞ってお話してみますね。

参考:~冬の特別企画~ナイトミュージアム&イルミネーション開催!

下瀬美術館-ファサード

昼の顔と夜の顔

昼と夜でこんなにも見え方が違います。円形部分のロビーの外壁などは昼間は鏡の様に反射し夜はガラスの様に透過しています。

反射した世界がずっと伸びていく

鏡のような外壁が本当はない世界をつなげて見せてくれる。

ガラスの壁に映る続いていく世界

下にも空間がのびていく水盤

不思議な仕掛けの理由

下瀬美術館の素晴らしいところは他にもたくさんあるのですが今回はその不思議さについて取り上げてみました。水やガラスなどが光を透かせたり反射したりとすることで知らない世界を作り出していました。そのことでこの美術館を訪れた方は不思議な空間へ迷い込んでいくことになります。

ふと考えると暮らしの普段の生活にも取り込むことはできると思います。小さな部屋を広くしてみたり短い廊下を伸ばしてみたり。仕掛け次第で自由な空間を考えることができます。

設計住宅例-廊下先の鏡

例えばこちらは廊下の先にある洗面所ですが窓ガラスの真ん中に鏡の板を用意しました。そこに写っているのは廊下反対側の窓から見える風景になります。生活の中に少しでも不思議があれば新しい発見のある暮らしが出来るのではと考えます。
参考:設計事例-やまの根っこの家

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