色々と大変で複雑になる増築
今日は朝から役所立会の完了検査でした。とある病院に小さな倉庫を増築するため確認申請を提出し工事が終わりついにという流れです。こう書いてしまうとスムーズに聞こえますがここまで来るには沢山の難局を超えてたどり着きました。今ある病院の調査から始まり建物同士の関連性や防火対策なども考慮しなければなりませんでした。何も無い土地に新しく立てる場合とは違い増築の場合には少しややこしい事になってしまうのです。その分コストも大きくかかってきます。
「増築」というのは基本的に床を増やすことです。ただ難しい事に規模や状況で考えることも出来ることも大きく変わってきます。その事を解説していくと長々としたフローチャートと共に様々な条件の表が出てくることになります。
足りないから増築
増築が必要になるのは「足りない」からなんです。
それを先に想定できていられれば「足る」という前提で家づくりを考えられてみればどうでしょうか。下の図は「風の回る家」の1階です。
足る家
将来的に同居でもう一世帯増えるかもしれない。そんな事を加味して実は下のオレンジ部分は一世帯増やせる面積を確保しています。そのため右側には別玄関も用意しています。将来のために便器だけを用意すればいいようにトイレ配置計画し配管も設置しました。
今の暮らしも大切にそして先の変化にも対応する「足りる家」の考えも必要かと思います。
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