景観法への私の想い

みんなの住む街の景観を良くしよう。
と、いう考えには賛成です。
もっと住んでいる人が楽しくなるような
町作りがあっても良いと思います。

見た目というのは軽視されがちですが
ご存じの通り、世界には多くの統一された街並みが存在します。
その街並みの殆どは「土地からの「文化」から生まれ
そして守られて来たものです。
そういった
街並みにも価値を見つけていこうと言う事かも知れません。

ただ、街並みにはみんなの生活があり
その中で、街並みを暮らすのです。

ですが、前回の内容ですと
「淡い色に統一しましょう」
「外壁の色を決めるときには30日前に届け出ましょう」

としか聞こえてきません。
多くの書類を提出し、一ヶ月ほどの時間を掛け
淡い色に統一する。
本当にこれが景観なのでしょうか?
まず、文化を育てることから始めるべきでは無いのでしょうか?

もう、一つ思うのですが

もし、貴方の家に
「家の化粧直しをしませんか?」
と外壁改修を進める営業の方がいらしたとしましょう。
もし、景観法に対象になる建物であれば、

「工事着手には一ヶ月掛かります」
と言うことになります。
これが本当の答えになるのですが
中には「工事は明日からできますよ」という
業者の方も現れるでしょう。

本当に真面目に「景観法」を守ろうとする人達が
逆に守らない人達が有利になる事になってしまいます。
色を判断するために30日という期間が本当に必要なのか、
良くご検討頂きたいと感じました。

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