「風の回る家」の敷地は見事な三角形でした。
そこに家を配置します。
今回の場合はこのように配置させて頂きました。
図の下側が道路なのですが道路に沿う様に、建物は長細くなっています。
三角形の土地に四角の建物を持ってくることで
建物の廻りに三角形の空き地が出来ます。
その三角形の空き地もやはり大切な土地なのです。
1 駐車場 家庭菜園
現状は、一台分の奥さんの軽自動車と
近隣に住んでおられる施主のお父さんの家庭菜園になっています。
道路に面して大きな間口になるこの三角形は
将来的な駐車場としても期待でき子供達が車で帰省するように
なった場合でも土地的な余裕があります。
2 エントランスポーチ
建物へ入るエントランスです。
三角形になることで奥行きのあるパースを見ることができます。
併せて隣地のアパートと建物との崖の中に入り込んでいく
そんなイメージを持たせています。
3 裏庭
エントランスポーチを抜けた場所になる裏庭
家の一員の犬のチョッパー君が暴れ回る予定の場所
将来的には芝生とシンボルツリーを植栽する予定
ここの裏庭は周囲の建物との距離感を調整もしています。
・隣の建物と平行に配置されない為に視線が合いにくい
・隣の建物までの距離が一定にならないために
建物同志に一定の距離感が保てます。
・一定でないために風も光も場所により変化することになります。
通路のような外構では明るさに変化もなく
普通の場合はただの通路の様な建物も外も
変化ある空間として利用出来ます。
室内からみても
窓の外がすぐ通路というより何か別の物の方が
人にとっても優しいのではないかと感じます。
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