江戸時代の当時世界的に見ても人口密度の大きい都市「江戸」に
狭い土地に町民達は特徴的な暮らし方をすることで「粋」と呼ばれる町屋の文化が根づいていました。
空間をうまく使い生活を豊かにする知恵があるのではとGWを使い見にってきました。
深川江戸博物館内に展示されている町屋風景です。
全ての建物が当時の工法・材料で見事に復元されています。
八百屋の室内風景
正面の壁に見える箱が唯一の家具で
壁や床に置くことが多くの収納方法。
現在に比べればモノ自体少ないのですがそれぞれの場所と用途が分かりやすい整理方法でもあります。
今の暮らしにはたくさんのモノが必要ですが整理しやすくすればもっと違った空間が生まれるのではないでしょうか。
縁側風景
武家屋敷には「表」と「奥」が有るように町屋にも奥の様な考えがあるのかもしれません。
縁側コミュニティの確認でもありますがまだまだ深い文化が縁側にはある気がします。
民家の内部風景
押入れの無い民家ですが布団はこんな感じで「枕屏風(まくらびょうぶ)」で囲いをされています。
人目を避けつつ部屋の一角を収納にしてしまうアイディアです。
この屏風は寝る際にも窓際に立ててすきま風を防ぐ役目もしたようです。
人の目を遮り
すきま風を遮る
一つのものにいくつもの役目を持たせることで色々と粋な暮らしに感じますね。
遮るものはもっと今では他にも色々ありそうです。
もし今の暮らしに「枕屏風」をもっと色々な使い方を考えているとアイディアはむくむくと浮かんできました。
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