暮らして感じてもらえた喜び

海上自衛隊呉史料館

昨日は綺麗な晴空ですが師走を感じさせてくれる少し寒い日でした。今年も残す所10日程なんだなと潜水艦のしっぽの向こうの空を眺めてしまいました。呉市内を転々として事務所に帰ると私の設計した家に暮らして頂いている方がいらっしゃいました。

ご家族のお話から始まりこれからの日本の事やバイクなど趣味の事などあっという間の数時間。色々なご家族をお相手にお仕事をされるその方の「今は過渡期かもしれませんね。これからはもしかしたら昔の様に家族が親族が集って暮らしていくのかもしれないですね。」との言葉に共感しました。背景にはこれから復興していく東北の方々のスタイルが地方のモデルケースになるのかもしれない。便利な暮らしに慣れすぎ個々になってしまった人間関係から出て来た様々な問題など話を交わし合いました。これからどう変わっていくかは一例にとどまる訳もない話ですが今より一人一人を大切にそしてみんなで幸せを感じあえる事を大切にしたいと改めて思いました。

話中で「進学先から息子が度々帰ってきます。」と色々な事から今の家のお陰で家族の幸せが作られていますとも伝えて頂きました。打合せの際の「子供達が自分達の育った家と感じられる様に」という言葉を思い出しました。昔では当たり前だったのかもしれない幸せの一つだと思います。家は言葉や形からではなく気持ちや思いから言葉や形になるものだと改めて痛感しました。何より幸せを感じていただき本当に感謝です。またひとつ大きな力が湧いてきました。

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