私が一番設計時に最初に悩むのは敷地への配置の事です。
配置によって全く違うプランに成るためです。
逆に言えば敷地により考えることが全く違うと言うことです。
どんなことを考えるかはまた書こうと思いますが
「敷地の有効利用=許す限り敷地めいっぱい使った家」
とおっしゃられる方がいらっしゃいます。
もちろんマンションや工場、テナント等は内部の面積しだいで
価値が変わってしまいます。
不動産屋さんにいって間取り図を見ますが、
内部の間取りと面積しかわかりません。
内部の面積しだいで賃料が変わってくるからですね。
では家となったらどうでし ょう。
明らかに左の図のほうが大きな家が立ちますね。
ということは内部の空間が充実してきます。
右の図に思うとかなり小さな家になりそうですね。
これではいいの?ってことに見えてしまいます。
では少し見方をかえてみます。
上の図が敷地メめいっぱいに建った建物です。
どうでしょう敷地メぎりぎりまで建物を持ってくると
必ず光は入ってきにくくなります。
風も同じことが言えるでしょう。
では下の図みてみると
光は入って気安く風も抜けそうです。
かなりオーバーな表現になってますが
「敷地の有効利用をするために建物をたてる」
のか
「生活を豊かにするために建物を建てる」
のか
目的によって設計が変わってくるということですね。
もちろん建築基準法という法律により建蔽率や
採光の量が決まっていますので
いろいろな条件と目的に合わせて設計する必要があるという事ですね。
家を小さくしては生活ができない
家を広くすればコストも掛かり生活環境が悪くなる。
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