広島港宇品地区の宇品外貿埠頭にある広島港クルーズターミナルを見てきました。外観で特徴的なきのこの様なふわりとした傘。屋上は陸屋根の様子であくまでこの部分は庇なんですね。正面に立つパラダイスの塔の外観のアールにもそして先端に伸びる斜面もどちらもオマージュしているかのようです。港に止まる船艇の斜面もより生きてみえます。
きのこのような立体的な屋根のためその軒裏は通常通り平らにしてしまうと軒先のアールに追随できなくなってしまいます。そんなところも棒状の木材を一個ずつずらしながら設置調整することでとても素敵な外観の一部になっています。屋上に上がる屋外階段の段裏も合わせるようにデザインされとてもスマートになっていました。日が落ち暗くなってくるとその軒裏の照明が点灯し建物のラインをなぞっていました。素敵な建築と感じました。
参考:一般社団法人中国旅客船協会 広島港宇品旅客ターミナルについて
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