先日ネットを通じて
「中古マンションの購入を考えているのですが
建築士の専門的なご意見を聞きたいのです」
というお話を頂きました。
一度あわさせて頂きお話させてもらい
改めて正式にご依頼頂きました。
家もそうですが
マンションも人が生活をする大切な場所です。
本当にその人に合っている物かもそうですが
基本的な建物としての状態を説明させてもらうのも
大切なことです。
マンションの間取りを見ていると
「ここの物件部屋が沢山あるね」
という事があります。
部屋の数というのが一番の売り文句になってる所があります。
ですから設計者は少し無理をしても部屋数を増やそうとプランします。
外部に面する所に部屋を持って行くので
どうしても水回りが暗い内部にまとまってしまいます。
これは売る為のプランニングで
住む人の為のプランとは違う場合があります。
それに併せて換気の仕方から結露のお話等
いろいろ話させて頂きました。
マンションとなると
戸建ての家を買うより大きな違いが2点あります。
1.家の廻りの壁や天井・床がお隣さんと共用になっている
2.敷地の外へ行くための経路が共用通路(避難経路)になっている
この2点が大きいと思います。
1.については
当たり前なのですが
壁や床をはさんでお隣さんが存在します。
ということは一軒家とちがい
換気や採光(光を取り入れる事)にとっても
面積的に不利になりがちです。
2.で言えばどうしてもマンション購入となると
中の間取りから仕上の状況
そして購入金額とアパートを選ぶ感覚になりがちです。
しかしマンションは規模も大きくなります。
共用部分の管理がしっかりされているかどうか
避難器具等が維持できているか。
避難経路に問題はないか。
こんなところが案外大切に思います。
マンション査定鑑定評価から
家などの耐震診断など
建物についてご質問ある方はこちらからどうぞ。
コメント
査定に関するこの情報はありがとうございました。
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