先日「風の回る家」の施主さんとお話に出てきたバルセロナチェアです。
始め私が腰を下ろした時の印象はどっしりとした重量感と
座った姿勢を全く邪魔をしない、言葉を換えれば何もしない
スタンダードな椅子と言う印象でした。
存在感を消した脚部の金物で黒の座席を浮かせたようなデザインは、
人が座ることで座る人の存在感を引き出していきます。
「閲覧する」「鑑賞する」を現在にリロードして使用するのなら
理想的な椅子と感じました。
今では元の意匠権が消滅しているため
リプロダクト品が一般的に市場に出ています。
その為少し格安で手に入れる事が出来ます。
そんな記事を書いている私の今座っている
椅子が壊れてしまいました。
どうも購入した処に連絡したのですが
在庫どころか生産終了品だということで
もう一度選びなおして交換になるようです。
保証もとってもありがたいですね。
いいのが有ればいいのですがね。
バルセロナチェアは、1929年バルセロナ博覧会のドイツの
パビリオンのためにデザインされました。
デザイン者はバウハウス3代目校長としても有名な
ミース・ファン・デル・ローエです。
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