再び東京森タワービル52Fの私です。
会場は「メイド・イン・カッシーナ」
貴方は普段家具を選ぶ場合にどんなことを考えるでしょうか。
・家のサイズに合った家具
・家のデザインに合った家具
・コストに合った家具
ですがいざ売り場に行き様々な家具に触れていると
・手触りのいい家具
・体に合う家具
という要素が加わり初め
そうなると、とたんに家具を選びは難題になってしまいます。
難しい難題には代わり有りません。
私もきっと同じ事を考えてしまい、頭の中がぐるぐるとなるでしょう。
家具が建築かどうかはこの際置いておいて
家のプランニングの材料として考えると
私が会場を歩いていて「欲しい」と思ったソファーが数点ありました。
その一つがジャン・マリー・マッソー(jean Marie Massaud)のアスペンでした。
アスペン自体は180センチと260センチの2種類のソファーを中心として
様々なコンビネーションを用意されているソファーですが
私的には260センチ一本を外庭の見える少し幅を広めにした廊下に置いて見たい。
「デザインの自然との共生」とテーマ付けられた作品ですが
木漏れ日の中家族が行き交う様を感じながら読書にふけったり音楽を聴いていたい
きっとそれに気が付いた家族は自然と大きなソファーの側にちょこんと座り
全く別のことを始めるかもしれない。
そんな中から新しいコミュニケーションが生まれるのかもしれないと感じるのです。
リビングルームは各個人が自然とバラバラに生活できる広さを用意してあり
逆に言えば一緒に居ても案外干渉しあうことは少ない。
こういったスペースだからこそ昔あったような縁側コミュニケーションの一部が想像できるのではと
感じてしまうのです。
もちろんこのアスペンを使用しないでも十分可能です。
ですがこのアスペンだからそういった想像を膨らませる結果になったともいえます。
新しいスタイルを無理矢理探すのではなく
デザインや形から色々な想像を働かせ
自分なりの答えを見つけることが大切に感じています。
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