名古屋栄公園にあるオアシス21に行ってきました。
施設の説明通り「水の宇宙船」と名が付いていますが
質量のすさまじい大きさと広がりを感じる建造物です。
一本の柱を軸に立ち上げられています。
この宇宙船の下は名鉄栄駅から繋がる地下のテナント街とイベント会場になっています。
見上げるとまるで宇宙船が停泊しているかのようにみえます。
アップで見てみると宇宙船の大部分には水がはってあり
水越しに日光が降りてきます。
水面に揺れる日差しを出す宇宙船を見ながら
逆にそこに居る自分が「海底人」になった気分にもなります。
宇宙船の上に登ってくるとそこはまた別世界。
地面の部分を切られたような感覚もあり、都会の公園という囲まれた視線レベルとは
大きく違った風景が広がります。
水は人に身近で生には欠かせない物です。その為建物にも欠かせないものです。
熱を吸収したり色々な形にもなります。
なにより私は水面の反射光がゆらゆら揺れているの光景に興味が尽きません。
ですが普通の場合、衛生的なことから管の中に閉じこめられてしまっています。
昔、学生時代に私の課題には「水」を利用する事を毎回考えていました。
水で薄い滝を作りそこを通り抜け、小川の流れに誘われ館内を遊覧する美術館であったり
各家の屋根と床に水路が流れる集合住宅であったり、その為には色々な事に対処しながら
設計をしなければなりません。
それも踏まえて
いつか水を使った家を設計したいと思っています。
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