「住育」とは

みなさん「食育」という言葉はご存じですよね。
でも「住育」という言葉はご存じでしょうか。
地方自治体を始めこれからのキーワードにもなってくるこの言葉ですが
実際はそんなに目に付いたりしていませんね。
今、家を考えている方もこの言葉はそんなに馴染みがないかもしれません。

小学校の教科書にもこんな内容の物がありました。
ですが、育とつくとつい「学校で教える・・・」と思われがちですが、
実は暮らすということを誰も学んだことなど無いと思います。
「食」に関しては暮らす人だけでも十分学び実行出来るのですが
「住」となるとそうもいかない部分がたくさんあります。

では「便利で簡単で暮らしやすい家」となればいいかと
割り切れるほど簡単な答えでもありません。
「便利」の為には大きなエネルギーも設備も必要かもしれません。
「簡単」となれば掃除一つにとっても
どういったことを優先するべきか
とても基準の難しい物ですね。
かといって暮らす人にとっては長い時間過ごす重要な環境でもあります。

「魚を欲する人がいれば、まず魚の取り方を教えよ」

私が思う住育はこの言葉通りだと思います。
家族で話し合い、建築士と話し合い、お互いを教えながら創り上げていく物が家と思っています。
その為にこそ、一緒になり暮らしのことを考えるそんな建築士でありたいと思います。

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